活動報告-5月-
5/8.9と珠洲市へ支援活動に行ってきました。
●支援物資配布先
・珠洲市立若山小学校
・珠洲市立宝立小中学校
・珠洲市立大谷小中学校
・朝日避難所
●炊き出し場所
・珠洲市立宝立小中学校
・珠洲市立若山小学校
今回で15回目になる炊き出し活動。
今回も、『一緒に炊き出しに行きたい』と東京、埼玉から集まってくださりキッチンカー3台で炊き出しを行いました。
1日目は海南鶏飯、ポップコーン、トマト豚汁、古代米入りおにぎり、あんみつ、を合計200食以上お届けしました
小雨も降り、急激に冷え込んだ日でしたが、皆さん炊き出しを楽しみにされていたと、取りに来てくださいました。
2日目はミニ海南鶏、トマト豚汁、古代米入りおにぎり、まるも農園さんの冷やし焼き芋、キノアンさんのあんこをたっぷり使ったあんみつを合計250食程お届けしました。
この日はとてもよいお天気で、1時間以上前から並んでお待ちくださいました。
『遠いところからありがとう』
『とってもおいしかったよ〜』
『デザートも嬉しいー』
そんなお声を聞けて本当に嬉しいです。
中には、涙ぐんで『ありがとう』と何度もおっしゃってくださる方もいて、その度に涙腺崩壊している私達です。
今回は私の母校でも炊き出しをしました。
グラウンドには仮設住宅が立ち並び、まだまだ地面が割れている箇所も多く、私の記憶に残っている光景とは全くかけ離れている現状。
そんな中、友達のご家族や同級生にも会いました。こんな形で再会するのは複雑な心境だけど、元気に会えたことが何よりも嬉しかったです。
たった1食かもしれないけど、みなさんの心が少しでも安らげる時間になるといいな。
炊き出し後は、支援物資をお届けしに、大谷地区へ。
途中土砂崩れがあり、孤立してしまった地区でした。
大谷小中学は山や海に囲まれた、とても素敵な場所。今は目の前の山は土砂崩れの跡があり、海は海底が隆起し白くなっている箇所が見受けられ、改めて大きな被害を受けた地域だと肌で感じました。
もちろんまだ水は出ません。
買い物に行くには峠を越える必要があり往復1時間はかかります。
しかし、その中でも、朝昼は避難所で炊き出しをしている地域のみなさん、生徒は5人に減ってしまいましたが、明るく挨拶をしてくれる子供たち、復旧活動に従事している皆さんの力強さを感じました。
大谷地区の後は、珠洲市役所へ。
1月1日から休む暇なく対応されている市の職員さんへミスタードーナツの差し入れ。
そして、高安関の貴重なサインをお届けしました
田子ノ浦部屋のみなさんの温かい気持ちに、元気をもらいます!
大変喜んでいただけました
珠洲市では、再開されているお店も増えています。建物は被害を受け、従業員の方は減っても、地域の皆さんのためにと立ち上がっておられます。
そんなお店を応援したいと、お菓子や支援物資は珠洲市で購入しました。
今回もたくさんの方に、ご支援いただき活動を終えることができました。
温かいご支援、本当にありがとうございます!
一緒に炊き出しに行ってくださった方みなさんが
『報道で見る状況より遥かに大変な状況だと感じた』と口を揃えておっしゃいます。
5月の珠洲市は仮設住宅への入居が進み、道も少しずつよくなっており、日常を取り戻しつつはありますが、まだまだ復興とは遠いのが実情。
炊き出しを始めとした支援はとても少なくなっています。
避難所からリクエストのあった必要な支援物資も震災直後から変わり、これから暑くなる季節、新たな心配事も増えます。
支援のかたちは変わると思いますが、まだまだ支援が必要だと、現地を訪れる度にひしひしと感じます。
みなさんからの温かいお言葉やご支援が本当に励みになります。
引き続きよろしくお願いいたします。
珠洲のみなさん、また元気に会いましょう!