活動報告-2月-
2月18日・19日、珠洲市で炊き出しを実施しました。
●支援物資配布先
・旧本小学校
・朝日避難所
・皆口いちご園ビニールハウス
・珠洲市社会福祉協議会
●炊き出し場所
・旧本小学校
・若山小学校
炊き出しのご飯は、近隣の避難所や、ビニールハウスで避難生活を送られている方にもお届けしました。
今回の炊き出しは、なんと!
みんな大好き、たこ焼き大阪あほや・埼玉桶川店様も一緒に炊き出しを実施してきました。
たこ焼きやミニ牛丼、具材たっぷりクリームシチュー、マカロニサラダ、13種類の具材が入った豚キムチうどん、おだんご3種、冷やし焼き芋などをお届けしました。
今回は、学校給食の要望もあり、先生や子供たちからリクエストを聞き煮込みハンバーグを作りました。
『震災以来、初めてこんなお肉食べた!』
『美味しかった!』と喜んでもらえました。
子供たちが美味しそうに、嬉しそうに食べる姿を見て、こちらも元気をもらいました。
子供たちの給食メニューは、アルファ米とお味噌汁、菓子パンと果物などの日が多いとお聞きしました。
物理的にお腹は膨れても、体も心も栄養が不足していると感じました。
温かいご飯、バランスのよいご飯で、少しでも笑顔と活力につながることを願っています。
(2月末時点で、ご支援により珠洲市内の子供たちにはお弁当が届けられているそうです。しかし、温かい物は食べられる機会が少ないと伺いました。)
また、現地の方と連絡を取り合う中で、炊き出しが入っていない避難所があるとお聞きしました。
そちらを訪ねてみたところ、みんなで協力しながら炊事場を作り、ご飯を作っている様子でした。
今回一緒に炊き出ししてくださった、たこ焼き屋さんは、こちらの避難所の現状を聞き、『焼き立てのたこ焼きを届けたい!』とおいしく熱々のたこ焼きを届けてくださいました。
子供も大人もみんなたこ焼きに大喜びでした!
たこ焼きをお届けして帰ろうとしていたところ
『今作った炊き込みご飯、おいしく出来たからおにぎりにしたよ。持ってって食べてね。』と。
みんな自分で必死のはずなのに、日常生活を送ることが難しい中で、笑顔で私たちにおにぎりを渡してくれる現地の方の姿と心に涙が出そうになりました。
人の優しさに触れ、みんな支えて合って、助けて合って生きている、そう実感しました。
今度は私達も温かいご飯を届けようと、来月に炊き出しに来る約束をして、メニューも決めてきました。
また元気な皆さんにお会いできるのが楽しみです!
震災から2ヶ月、
全国的に地震のニュースは減っています。
明るいニュースばかりで、日常が戻ってきているのかなと思われますが、珠洲へ行くと1/1と変わらない光景が広がっています。
崩落した道路
倒壊した家
潰れてしまった車
津波の跡
倒れそうな電柱
私の大好きだった能登の景色は目を覆いたくなるような光景が多いです。
復旧のために
行政の方も、業者の方も寝る間を惜しんで働いておられます。
しかしまだまだ日常を送ることは難しいのが現実。
『復興』という言葉もまだまだ先です。
でもその中でも、今日、明日、今を踏ん張って生きている方がたくさんいます。
少しでも早く日常を取り戻そうと一生懸命動いている人がたくさんいます。
ニュースが少なくなっても、そんな方達がいるということ、そんな状況だということを忘れないよう、これからも伝えて、続けていきます。
今回もたくさんの方から物資や支援金をお寄せいただきました。
本当にありがとうございました。
能登へはまだまだ長い支援が必要になります。
必要な支援はどんどん変わっていきます。被災地とこまめに連絡をとり、本当に必要な支援をこれからも行っていきます。
皆さまからのご支援、応援、本当に励みになります!
どうぞこれからも、よろしくお願いいたします。