実際に経験した災害時の問題~食編~

災害時は炭水化物だけあればいい?

本日は、私が大雪で被災し、避難所生活を送ったことで感じた問題についてお話しいたします。

スノボ合宿が無事終わった帰りのバスで山の中を走行中、大雪によって私は被災をしました。

最初は、山と山の間に挟まれて1日をすごし、やっとその場所を抜けれた!

とおもったら、今度は山梨から出られなくなりました。

そして、山梨県から出る道路が復旧する見込みがたっていないことから、避難所で過ごすことになりました。

その時、一番こまったのは食事です。

市役所の方々が慣れないなかおにぎりを握ってくださったのですが、とても塩辛く、塩分は身体の熱を奪ってしまう作用があるため、ただでさえ寒いなかとてもつらかったことを覚えています。

また、避難所にいる間ずっと、おにぎりのみが配布されました。

ストレスや、野菜不足から、便秘になり、とても困ったのを覚えています。

日本では、被災してしばらくは炭水化物をとれればいいという考えがまだ強く、このような現状があります。

ちなみに、日本とおなじ災害大国のイタリアでは、被災した遅くても翌日・早くて当日から野菜を使った料理が振舞われるそうです。

私も実際、2日目に近くのスーパーが空いていることが分かり、行ってみたところ、カップラーメンなどの備蓄食品はあまり数がなかったことに対して、生野菜は豊富に残っていたことを覚えています。

この生野菜を使用して、炊き出しとして汁物を作ることができれば、便秘などの解消につながるのではないでしょうか。

しかし、慣れない人が炊きだしをすると食中毒などの2次被害がおこることもあります。

この学校では、衛生的な正しい炊き出しの方法を学ぶことができます。

普段の食事でももちろん使える技術を基礎から学べます。

一緒に日本食育防災士として学びましょう!!